ウェブマガジン カムイミンタラ

1992年11月号/第53号  [ずいそう]    

人間(ひと)との関わり
宇山 照江 (うやまてるえ ・ (株)うやまビューティサロン代表取締役)

美容業界に足を踏み入れて40年、創業30周年を迎え、現在に至るまでには数多くの方々との「かかわり」を大切にしてまいりました。

40年前の美容技術も懐かしさが想い出づる感もいたしますが、時代の移り変わりとともに技術面も大きく変わり、その時代時代に即応できる「人」との「かかわり合い」ができたことに深く感謝の念を忘れない今日この頃でございます。

子どもの頃よく両親が話していたことは、「多くの方々が出入りしてくれる家庭が大事である」ということを耳にしながら育ちましたが、その意味がよく理解できる年代になり、親の有難みが心にしみる昨今でもあります。

40年前、美容界に入った頃は、技術面は別として、徒弟制度の強い業界に驚きとともに、まず改善しなくてはと思うことと、美容業界の社会的位置付けと申しますか、レベルアップをしなければと痛感する毎日でございました。

札幌、東京と10年間の修業を経て結婚し、主人の理解を得ながら小さな店をオープンいたしました。修業時代の改善すべき事柄を一つひとつクリアーすべく努力もしましたが、なんといっても難しいと思ったのは「人」の問題でございました。

まずは挨拶、掃除、そして技術の修得ですが、人間として基本的な挨拶が毎日の生活の中でスムーズにできるまでに何ヵ月もかかる状態を見て、「人」を「教育」することの難しさをひしひしと感じました。

北海道中小企業家同友会が「教育」を「共育」とするスローガンは、まさしくと思います。「共育」は双方共にと感じられ、柔軟性が持たれ、自分はどうかと一歩引くことにより、すべて物事が大局的に見られるのです。

当社も、本年、創業30年を迎えるに至りました。30年前、5坪、鏡2面、1人でのスタートでしたが、現在5店舗、婚礼部門3拠点、スタッフ40名に至る企業として、同友会をはじめ多くの方々に育てていただきました。今までの経験から、経営者として大切なことは、実りのある努力をすることであり、社員には常に鏡となるような責任感を持ち続けることを痛感する次第です。

30年の節目を意義あるものとして、40年、50年と続けてまいりたいと思いますが、多くの人との関わりで成長させていただいたことに感謝し、今後は賢さをプラスして、「価値」ある「人との関わり」を大切に、夢とロマンを持ち続けたいと思うこの頃です。

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