ウェブマガジン カムイミンタラ

1989年11月号/第35号  [ずいそう]    

ふけゆく秋のひとりごと
天野 道子 (あまの みちこ ・ ホクレン広報宣伝課)

秋深し、隣は何をする人ぞ――。

最近の私、季節を楽しむこともなく、遠くにいる友人達のそれぞれの秋を思う余裕もなく、1ヵ月単位で“あっ”というまに流れてゆく時の流れに、あせる気持ちだけがから回りしている日々を過ごしているという感じ。

今月もまだ始まったばかりというのに、今週からスケジュールはびっしり。木・金は帯広、土・日はニセコ、その翌日から3日間は職場の中堅女子職員研修、そして最後の1週間はデパートでの催事…。

「あ~あ~、少しゆっくりしたいなあ」なんて思うけど、そう、十勝晴れの秋空の下での豆畑の取材、ニセコでは気のあった友人達とのテニス、研修は自分のために、催事ではお客様に秋の味覚を十分楽しんでいただこう――こんなふうに考えると、時の流れに流されない元気が湧いてくる。

と、実はとても元気な私なのだけれど、書き出しが少々弱気だったのは、自分の担当している企業PR誌の来年度の企画と予算をそろそろ考えなければいけないのが、ちょっぴり気にかかっているから。PR誌は隔月発行だから、印刷に入っている1ヵ月程の期間にじっくりと企画を考えるつもりが、日常業務に追われ、そのうちに次号の制作スケジュールが入ってきてしまうという繰り返し。

そんな訳で、今は少し大変なときではあるけれど、がんばらなくっちゃね。食いしんぼうで北海道が大好きな私は、“おいしく楽しく食べる”ことをテーマとしたホクレンのPR誌『グリーン』がとても好きなのだから。

農家の人たちが、おいしい農畜産物を作るために注いでいる情熱に感動し、広い広い北海道を駆けまわってそれぞれの季節の風景に感動し続ける限り、それを全国の読者の皆様に伝えてゆきたいと思うのです。

さあ、今年もあと少し。はりきって仕事しようっと!!あらっ、クリスマスももう少し。今年も、またまた中堅女子職員だけで盛リ上がるのかしら…。

やっぱり少々あせる今日この頃。

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